うまくいかない時は、どっぷりハマったらいいと思う
–桑田さんとお話しているとホント元気もらえます。ちなみに、何かうまくいかないなぁっていう時の対処法ってあります?
うまくいかない時は、うまくいかない時にどっぷりハマったら良いと思います。きっと何か理由があるから。
「賛歌」という、アルバムの中に入っている曲なんですけど、日本って四季があるじゃないですか。冬の時期ってどうしても夏にはならないんですよね、絶対。でも日本人って絶対春が来る事を分かっている。だからしんどい事があっても、それこそ聖子さんの「瑠璃色の地球」じゃないですけど、明けない夜はないっていうね。季節で感じている国の人なので、冬は冬で、なんか家から出るのやめよって思うっていうのも、夏を楽しむためだったり、春を楽しむためでもあると思うんですよね。うまくいかない時はあって当然っていうか。だから、死ななければいいと思います。って言ったら極端だけど。
その人の気持ちって分かろうと思っても全ては理解できないし、色んな事を悩み始めるとキリがないし、それでも大事と思っている人に大事だよって、愛してるよって、思うことは伝えていくというか、そうすると自分にも返ってくる事が絶対あるんじゃないかないかなと思うんです。
逆に言うと、今そういう事が言えるって事は、私は幸せなのかもしれないと思うんですよ。
家族だったりメンバーだったり、やっぱり今自分が置かれている状況が幸せだからこんな風に言えるんだとも思うんですよね。そうじゃなかったらやっぱり言えないし。
この間もスーパーで他愛もない事なんですけど、カゴを持ってレジに並んでいたらおばあちゃんにぶつかってしまって、「あ、ごめんなさい」って言ったらおばあちゃんが「どういたしまして」って仰ったんですよ。凄いと思って。
「ごめんなさい」って言って「どういたしまして」っておかしいですもんね。たったそれだけだったんですけど、やっぱり凄い幸せって思ったんですよ、その日。たまたまその前の日に「ありがとうあなたに会えてよかったありがとう。どういたしまして。これからもよろしくね。」っていう歌をたまたま書いていたんですけど。
なんかこんな事で、たったこれだけの事だけど、幸せって感じるんだって。そういうこと意外とたくさんあるのかもしれないけど、シャットアウトしちゃってるのは自分だったりするのかもしれないですよね。本当に心の持ちようで楽しい人生になる。
とはいえ私自身、前向きばかりでもないなと思うんですよ。やっぱりうまく行かずに落ち込んだり、思い通りにならないのが人生なので。両方があるから上手くいってる。歌とか作品を作るときも思うんですけど、明るいだけじゃないっていうのは、人生の旨味でもあると思うんですよね。
そういう意味で40代っていうのは、子育てをしていれば子供達の年齢、そして父や母の介護だったりとか、間に挟まれている年齢なので、うまくいかない事も沢山ある時期だと思うんです。自分のやりたい事が思うように出来ないっていう年齢だからこそ、何か楽しみを見つけて、自分に幸せを感じられる時間を自分が作るっていう事が、自分の親にも子供にも良い意味で影響していくっていう風に思うんですよね。
17:30~20:30
※カレー、ご飯が無くなり次第、終了とさせて頂く場合があります。
日曜日は不定休
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