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メディア出演、商品のプロデュース・監修、執筆、イベント講師とPRコンサル業、多方面でご活躍されているビューティープロデューサー 平野宏枝さん(以下 平野さん)は、心理学を交えた「メイクセラピスト」としても多くの女性を笑顔に導いてきました。
そんな平野さんがメイクセラピストとしてご活躍されるまでには、ご自身もお肌に関する悩みを抱えていたそうです。
今回、平野さんがメイクセラピストになるまでのお話や、LAとのデュアルライフに関するお話まで、たっぷりとお聞きしてきました。
また、大人気の「美プロフィール撮影会」へも参加してきましたので、その模様もレポートします。
全国を駆け回るビューティープロデューサーの素顔
–今回は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
早速ですが、平野さんは現在主にどのような活動をされているのでしょうか?
私は、「すべての女性の持つ光は美しい」をテーマに様々な企画をしています。化粧品メーカーとして、また他企業のコンサル、プロデュース、イベント企画をメインにし、自分のブランドも持っています。
ブランドのひとつは、スキンケアブランドの「セラプル」、「美爪の休日」という美容液配合ネイルです。
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これは、除光液いらずで速乾性があり、忙しいママにはもってこいの優れものなんです!おかげ様で43万本売れています。不定期ですが「ショップチャンネル」というCS放送で、この商品を1時間生放送で紹介するという番組を、かれこれ5年ほどやっています。
今年は、この商品をアメリカで販売スタートする挑戦をします。
そしてもうひとつは、ラグジュアリーオイルセラム「CERAPLE(セラプル)」です。
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世界初の醸造発酵物から抽出された「天然ヒト型セラミド」を主成分とし、本来肌に必要な美容成分を贅沢に配合した商品です。こちらは全国のロンハーマンショップにも置いてます。
あとは、美容のプロを集めたエージェンシー「ビシュラン」の代表・プロデューサーをしています。ライフワークでは「美プロフィール撮影会」「オーダーメードビューティーレッスン」、これは初心を思い出させてもらえる企画です
※「ビシュラン」
幅広い年代で美をテーマに活動しているプロを集めた集団。美のプロを集めて発信していくことで、より世に美しい女性が増えるのではないか、という思いから、平野さんが立ち上げました。
自身が経験した悩みから辿り着いた「メイクセラピスト」という道
–平野さんはどのようなキッカケでメイクセラピストになったのでしょうか
20代の時に、師匠である「かづきれいこ先生」(リハビリメイクの第一人称と呼ばれる方)の元でアシスタントを6年務めました。それは、私の中で修行とよんでいた時期で、かづき先生から「リハビリメイク」を学び、多くの経験をさせて頂きました。
※リハビリメイクとは、顔に疾患や傷をおった方に対してのメイクアップ。メイクを通してQOLの向上をメインとし、より自分らしく豊かな人生を過ごしてもらう事が目的。
実は私自身、学生時代は全身のアトピーが酷かったんです。それを隠すために宝塚メイクと言われていたくらいメイクが厚かったんですよ。学校の先生に「高校で一番化粧が厚かった」と言われていました(笑)自分がそういう経験をしていたので、お肌で悩んでいる人の痛みが、痛いほどわかるんです。
アシスタント時代は、形成外科・百貨店・サロン等で仕事をしながら、老人ホームでボランティア活動も行っていました。リハビリメイクで「自分に自信を持ってもらう」ことが目的です。施したメイクを普段の生活に取り入れるアドバイス等を行っていました。
リハビリメイクとは、いわゆる「初回復帰」のお手伝いなんです。
ですので、華やかなメイクアップアーティストというよりは、どちらかというと、心理学を交えた「メイクセラピスト」という立場で行ってきました。初めのうちはサロンの店長や、かづきれいこ先生のコールセンターでクレーム対応をさせていただきましたが、それも本当に良い経験になりました。これがきっかけで、メイクの世界にどっぷり浸かるようになったんです。
私もメイクで救われた一人なんです。
デュアルライフで再確認した、日本の美しさ
–平野さんといえば本も出されているように、“LA”というイメージがあるのですが、LAには最初どんな目的で行かれたのでしょうか。
4年前の自分の誕生日にふらっと遊びにいったのがきっかけでした。フットワークだけは軽いので(笑)
LAは時間のスピードが全然違うんですよ。凄くゆったりとしている。そしてどこまでも続く青い空と、開放的な気持ちに魅了されて、どこの業界にもありがちな「こうでなければいけない」という枠がLAに行ったことで外れたんです。
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自然と「自分らしくナチュラルに生きていきたい」と思うようになりました。そんな心境の変化もあって、帰国してすぐ、ロングヘアだった髪をばっさりショートに切りました。
–海外で受ける影響は大きいですよね!そこから本の出版まではどういう経緯だったんですか?
LAにいた頃、LAでの出来事をインスタなどのSNSで発信していたら、自然とお仕事が舞い込んでくるようになったんです。
–自然と!?
そうなんです。LA関連のキーワードやハッシュタグを発信し続けていたら、カリフォルニア観光局の方から連絡がきたり、出版社の方からのオファーがきたり、私の思いをキャッチしてくれたんです。それからLAではカリフォルニアの観光局と一緒に、日本に向けてカリフォルニアの発信のお手伝いをしています。
そして後に出した書籍では沢山のご協力を頂くことになりました。
これまで美容の仕事一本で15年やってきましたが、まさかLAの本を出すとは自分でも思っても見ませんでした(笑)
ですが、いつも「こうなりたいな」というビジョンやキーワードを持って、常にアンテナは貼ってます。いつか「本を出したい」ということも、ずっと思っていたんです。
–平野さんの思いがどんどんカタチになっていますよね。凄い。
日本とLAのデュアルライフで特に感じたことってなんですか?
“ジャパニーズビューティー”って、素晴らしいんですよ。
日本の女性の考え方や美しさは、世界一だと思うんです!何より皆さん綺麗だし、美意識も高い、若い子でもメイクをしっかりしていますよね。
そして何といっても男性をたてる、なでしこ魂。
海外に出たことで、それをより感じたんです。そんな日本の美の素晴らしさを発信するのは私の役目ではないか、と日本とLAを行き来することで強く感じました。橋渡しの役目を担いたい、と。
また、価値観は180度変わりました。友人の幅もぐんと広がりましたよ!
私ね、LAでは40~50代の友人が多いんです。親友は50代の方が多いですね。LAには、50代からアクティブに何かを始める魅力的な女性が本当に多いんですよ!
–かっこいい!年齢を重ねて更に美しくなっていく方って素敵です!
私の周りも、年を重ねて美しい方ばかりなんですよね。接していると私はまだまだだなと感じるし、同時にこれからの自分自身がとても楽しみです。
–デュアルライフはこれからも続けていきますか?
実は今年から化粧品を海外へ輸出することも決まりました。逆もしかりで、カリフォルニアから日本へも発信したいと思っています。
カリフォルニアは、健康の意識が高いんです。考え方もホリスティック。人種も様々、文化もたくさんあります。いろんな人がいて、いろんな考え方があって当たり前というのが、日本では感じたことが無かったので、衝撃を受けました。
ビシュランもそれがきっかけでした。
「枠にとらわれない考え方」これが元となって立ち上げたんです。ですので、デュアルライフはこれからも続けていく予定です。
–改めて日本の女性へ伝えたいことってありますか?
「こうじゃなきゃいけない」という枠はないと思うんです。ジャッジもしない。
自分ルールをつくらないで、何かに囚われすぎないでほしい。頑張りすぎは自分を苦しめるので、程よい緩さ、柔軟さは女性にとってとても大事だと思うんです。
笑顔だって、余裕がないと出てこないですからね。
平野さんの美容法
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–平野さんが普段意識をされていることや、美容法ってありますか?
食事です。
体に良いものを摂ろうと意識するより、「あれを食べるのやめよう」の方が簡単にできますよ。添加物もなるべくとらない。風邪をひいても薬はなるべく使いません。自然治癒力を大事にしています。
–確かに!その発想はありませんでした。やらないことを決める方がすぐに実践できますね。
あとは運動が大好き。
ウォーキングも日課にしていますし、ストレッチ、ヨガも習慣にしていますよ。
大人気「美プロフィール撮影会」にお邪魔してきました!
ゲリラ的に告知を行い、全国で不定期開催している人気の「美プロフィール撮影会」にお邪魔してきました!
「日本の女性は強く優しく、そして美しい」と総評する平野宏枝さん。
「全ての女性は美しい」をテーマに、それぞれが持つ美しさに気付いてもらい、もっと自分を好きになってもらいたい!そんな思いからこの企画はスタートしたそうです。県外や海外からのお客様も多いそうで、今では口コミだけで広がり続け、なんと4年間で延べ2000人の撮影を行ってきたそうです。
まずは平野さんが30分でヘアメイクを完成させます。
平野さんのメイクはとてもシンプル。その方に合ったメイクを一瞬で判断し、ハイスピードで完璧に仕上げていく。ご自身も「メイク時間は早い」と仰るほど。鏡を見た瞬間のモデルさんの喜び…読者の皆さんにも是非その感動を体験してほしいですね。
カメラマンは平野さんと絶対的な信頼関係のある、ナシャールさんという女性。普段はベリーダンサーでもありインストラクターという別の顔を持つ彼女。
平野さんの掛け声と、ナシャールさんの息の合ったシャッター音は、モデルさんの最高の表情をどんどん引き出していくのです。平野さんがモデルさんの気持ちを最高潮にあげ、ナシャールさんはその瞬間をカメラに仕留める。二人の阿吽の呼吸を肌で感じました。
そして、見て下さい。
写真をご覧になった時のモデルさんのこの表情。わあ!という歓声とこの笑顔が本当に印象的でした!
二人の空気から生まれる、まるで天使のような美しい作品と、新しい自分を発見した時に心の底から湧き出る喜び。これが「美プロフィール撮影会」の人気の理由なんだと感じました。予約が殺到するのも納得です。
最後に、プルルの読者へ向けて一言
「自分を大切にすることに時間をもっとかけてほしいです。そして自分をもっと好きになると、人生は豊かに。より多くの女性の毎日がハッピーになると、結果自分も人も大切にできる循環になるんですよね。運動とか、美容とか、自分を好きになるツールをもっとたくさん持ってほしいと思っています。」
取材中の平野さんは、終始キラキラと輝く笑顔が本当に印象的でした。この方は心から笑っているんだろうな、と。まさに人生を最高に楽しんでいる方の笑顔なんです。
初めてしっかり会話をさせて頂きましたが、こんなにも一人の女性に短時間で憧れを抱いたのも初めての経験でした。それくらい魅力溢れる輝く女性です。
デュアルライフは簡単に出来る事ではないと思います。それを自身の身体の一部のように人生に取り込んでいる平野さん。そんな平野さんの今後の海外への発信も気になりますね!これからの彼女のライフワークにも目が離せません。
「すべての女性は美しい」をテーマに、今後も様々な企画やイベントなどを行っていくそうです。
是非チェックしてみてください。

株式会社HIROE STYLE LAB
代表取締役/ビューティプロデューサー
兼BICHELIN代表。東京とLAを拠点とし、「すべての女性がもつ光は美しい」をテーマに様々なコンテンツを発信。幅広い年代の女性から支持され、美容アドバイスは顧客14万人超。自身のスキンケアブランド「CERAPLE」、著書『気持ちいい毎日を生きるLAスタイル』がある。
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